神戸マリン綜合法律事務所
「詳細な事案整理と精緻な起案が魅力」──一般的なAIツールを超える精緻さ
Q.西口先生がベンパル書面作成の導入を決めたきっかけは何ですか?
GVAの康さんからご案内を受け、早い段階で導入を決めました。
やはり年々案件数が増加し、1案件にかける時間制約も大きくなる中で、質の高い分析と起案を実現するには、一般的なAIツールの利用に加えて、弁護士実務に特化したAIツールの利用も行った方が良いのではないかと思ったからです。
Q.西口先生はベンパル書面作成をどのようにご利用されてますか?
今まで訴状、答弁書、準備書面について、1stドラフトをベンパル書面作成に作らせてみました。
人によるかもしれませんが、私はstep1「証拠解析(データ解析)」の段階で証拠をある程度選別して投入しています。ただ、あまり選別せずに入れてみても、step1「証拠解析」、step2「主張立証構造の整理」できちんと整理してくれていたので、気にしすぎずに入れてみてもいいのではと今は思います。
なお、step1,2の出力結果をくまなく目視で確認するということはあまりしません(分量があるので)。step1,2は、あくまでも精緻な書面を出力するための必要プロセスと理解してます。なので、「Control+F」で、気になるワードをピンポイントで検索してざーっと確認するくらいですね。あと、AIが自信ない部分については【要確認】フラグが付くので、「要確認」を検索キーワードにすることもあります。
step3まで進めた書面案は、ベンパル書面作成上で編集もできるのですが、私はMicrosoft Word形式でダウンロードして、Word上で手直しするのがほとんどです。
あと、各step実行中の待ち時間(10分程度)があるのですが、その間は別の業務をやっていたり、昼休みに出ることが多いです。打ち合わせの前にstepを実行してしまうこともありますね。ベンパル書面作成はPCのバックグラウンドで動くものではないので、各stepの実行中も動作が重くなったりもしませんし、PCを閉じてしまっても次にPCを開いてログインすればアウトプットが返ってくるので、何かの合間にさっと各stepを実行する形で利用しております。
Q.ずばり西口先生が魅力に感じるポイントを教えてください。
何よりも、細部に至るまで精緻に書面が作成される点です(step3)。普及している一般的なAIツールよりも書面のドラフトが圧倒的に精緻でした。
例えば、交通事故案件の損害や因果関係において、一般的なAIツールなら一言でさらりと片づけられてしまうところも、それがなぜ損害となるのか、なぜ因果関係があるのか、具体的な論理過程が丁寧に書かれているのが良いなと思いました。
人の手で起案する場合も、時間制約上ささっと片づけがちになるところが多くあると思いますが、そういった部分も精緻に書かれます。精緻な書面だからこそ、相手方の反論を先回りして封殺できるような記述がされていたのも良いなと思いました。
また、債務不履行の案件でも、投入した契約書を解析して、論点となるのがこの条項のこの文言でというところまで記述してくれるのも嬉しいなと思いました。
しっかりと要件事実に即して、必要な主張を丁寧なロジックで一手間入れて起案してくれる、こういったところに魅力を感じてます。
.jpg)
Q.起案以外の面で良いと思った点はありますか?
具体的にはstep2「主張立証構造の整理(専門処理)」なのですが、このstep2においては、まず当事者関係図と時系列表で事案が整理されます。そして、主張事実をブロックダイアグラムで整理してくれて、論点構造をバシッと出してくれます。
事案の全体像を瞬時に出してくれて、それをもとに見立てを付けることができますし、クライアントとの作戦会議がスムーズになるのも大きな魅力です。
このstep2「主張立証構造の整理」では、論点ごとに事実認定の構造図式や、不足証拠が出るのですが、これも嬉しいですね。
Q.ベンパル書面作成にご要望はありますか?
操作もシンプルで迷うことはなかったのですが、案件ごとのフォルダ作成と証拠のアップロード作業が少し面倒です。
Googleドライブと連携すればより便利だなと思っていたところ、近日連携予定と聞いているので楽しみです(※現在はbox、SharePointの連携)。
また、受任通知書(内容証明郵便)の作成ができるとよいとリクエストしてましたが、これも直近リリースされたので使っていこうと思います。
あとは、控訴理由書の作成ができるとよいですね。
2026年3月の正式リリースから機能もどんどん増えているので、これからに期待してます。